忍者ブログ
猫らとの思い出やら、日常のしょーもない事を語ったり、漫画に描いたり
[142]  [141]  [140]  [139]  [138]  [137]  [136]  [135]  [134]  [133]  [132
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ひめことリコを保護するきっかけになった話しです。
ひめこ達を保護した時の話を描く前に記録しておかないといけないと思って、今日の日記に残します。
でもあまりにも暗くて残酷な話なので、念の為続きにに書く事にします。


 

拍手[1回]


実はひめこ達と出会う前に保護した子達がいました。
その子達とはあまりにも短い時間しか一緒にいる事が出来ませんでした。

思い出してこうして打ってるだけでも自分のした事が物凄く残酷で涙が出てきます。

でも、この子達の事も記録に残そうと思います。

愛犬がまだ生きていたので8年前かな。
まだ目も開いてない乳飲み子な4匹の子猫。
まだ寒い春の夜、ダンボール箱に食べれないはずの焼き魚と一緒に入れられて捨てられた子達。
愛犬の散歩中に見付けました。
見捨てる事も出来ずに連れて帰りましたが、親に見つかり「ダメだ捨てて来い」「処分しろ」ばかり。
そんな事言われても出来るはずがない。
あの時の母親の醜い顔は一生忘れないと思う。

乳飲み子な子猫を保護した場合、すぐ暖めてミルクを2~3時間置きに与える。
体が冷えていたようで、タオルにくるんだお湯を入れたペットボトルで温めました。
それまでミーミー鳴いていたのが少し治まった。
問題はミルク。きっと腹空かせてるだろうなと思ってやってみるものの、飲みづらいのか全く飲んでくれず。
そのまま眠れないまま朝を迎えて。
夜が明けて、あんな親がいる家にいたくなかったので子猫を連れて外出。
仕事もしていたので、会社には欠勤の電話を入れる。
でも当時も不況不況で、正社員でも解雇の言葉を平気で言われる時代。
仕事も残業残業で帰宅が午前だったりハードだけど辞める訳にも行かない。
この子達の面倒は見切れない…。

そんな時ふと思い出したのが、地元の捨て猫が多い公園に貼ってあった張り紙。
「捨て猫で困っていたらこちらに電話ください」
動物愛護センターの張り紙でした。
電話して「引き取ってもらえますか?」と聞いたら、あっさりと「いいですよ」の返答が。
世話が大変なはずなのになんでこんな簡単に返事できるんだろうと思って
「引き取った子達はどうなるんですか?」と聞いてみた。
返事は「処分…になります」
その言葉を聞いたら、まだ電話の最中なのに号泣。
助けられないのか殺すしかないのか。
この子達はただ産まれてきただけで何も悪い事なんてしてないのに。
いらないからって捨てられて殺されて。
子供の頃からいつも母親から言われてる言葉が何度も頭の中で繰り返された。
「いらない」「出て行け」「お前の顔見たくもない」
「ウチでいらないんだから他所ではもっといらない」
「お前さえ産まれてこなければ離婚できたんだ」
いらない子供なら産むなよ。こっちは産んでくれなんて頼んでもいないのに。
そんなにいらないんなら自分の事も産んですぐ殺せば良かったんだ。

電話口で「すみませんすみません」と何度も繰り返して泣き止まない自分にセンターの方が
「捨てる人が一番悪いんです…。拾ってしまってあなたみたいに傷付く人も多くて…」
センターで働いてる人も平気で動物殺す人なんかいないと思うよ。
その人たちも毎回傷付いてると思うよ。

相談出来る人もいない、助けてくれる人もいない。
センターに収容された子達がどんな殺され方をするかわかっているはずなのに連れて行くしかなかった自分の無力さ。
自分は独りだと改めて思い知った寂しさ。
殺す事なのに「処分」という言葉の軽さ。
この国はペットブームなんて言葉が飛び交っているものの、動物が人と暮らすにはまだ発展途上国じゃないか。

もっと出来る事はあったんじゃないのか。

ごめんね。助けてあげられなくてごめんね。

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
こんばんは(*´▽`)
今日の記事を読んで涙が出てきました。
私は言葉を知らなくてとってもおバカですが私なりに
コメント書きたいと思います。
傷付ける発言があったらごめんね。

私は思うんだけど捨て猫、捨て犬みんなを救えるはずはないです。
1人でそれは絶対に出来ない事です。
やれる事はそれぞれ限界があるよ。
世の中にはいろんな人がいるよね。
捨てる人もいるしA・直人さんのように
優しい気持ちを持った人もいるしいろいろ・・・。
家族と暮らしてたらいきなりの事でビックリしたかもしれないし
犬もいるしって思ったのかもしれない。
動物って最後まで面倒見る責任もあるしお世話も大変だもんね。
お母さんはお母さんの考えがあったんだと思うけど
ちゃんといけない理由話してほしかったね。

A・直人さんは子猫に詳しいんですね。
私はそこまで小さい子を育てた事はないんです。
慣れない事だし心配だから眠れないよね。
お仕事の事もあるし1人で辛かったね。
いっぱい考えて悩んだって思うと辛くなります。

動物愛護センターでもらわれて行く子って少ないみたいです。
愛護の意味がわからないよね。
処分する人も辛いと思います。
人間は感情を持ってるんだもん何も思わない訳ないと思う。
捨てた人も何か理由があったのかもしれない。
その理由も私からすれば言い訳にしか聞こえないと思うけど。
何をするにしても気持ちがないと出来ないもんね。

A・直人さんは何も悪くないよ。
責める必要もないし・・・。
子猫達はなんの為に産まれてきたのかわからないね。
でも少しの時間だけでも母猫に触れてA・直人さんの優しさに触れて
嬉しかったと思います。
その優しさも感じれない子もいるもの・・・。
私もきっと同じような状況になったら何もしてあげれないかもしれない。

動物って愛情ちゃんと伝わるよね。
A・直人さんの優しさはちゃんと伝わってたと思うよ。
少なくとも私には伝わってきました。
優しさって忘れちゃいけない事だもん。

気が付けばグダグダコメントになってるけどごめんね。
しかも上手くまとまってないね・・・。

過去の辛い事を話すのって勇気がいると思います。
話してくれて本当にありがとうね。
私なんかがこの記事にコメント書くのはよくなかったのかもしれないね。
コメント返事に困ると思うからスルーしていいからね!

最後に・・・A・直人さん、人って後悔する事ばっかりだと思う。
後悔があるから次に進めると思うの。
私も後悔する事多いよ。
でもくじけそうになる事もあるけど笑顔でいるよ(*´▽`)
だから悩み過ぎず笑っててほしいなぁ(*´▽`)
1人じゃない、誰かがみかたで居てくれるよ♪
信じてみようね♪
ひろっぺ URL 2010/02/28(Sun)18:08:11 編集
Re:こんばんは(*´▽`)
楽しい話題じゃないのにコメント有難うございます。
ひめこ達を保護した時の事を描く前に、いつ書こうか悩んでいました。
この子達が存在していたっていうのをどうしても残しておきたかったので…。

うちは家族円満とはいえないので、そこも悩んでました。
こんな家の人間に保護された子は不幸にしかならないんだろうかと、いつも悩んでます。
今後ひめこ達の話を描き続けていっても明るい話題だけではないと思います。
でも、自分はひめこ達がいる事で満たされていて、人間の家族は「家族」なんていえないような状態ですが、猫らは自分にとって「家族」なんです。

子猫についていろいろ知っているのは、ネットで「捨て猫」で検索したらいろいろ出てきたからでした。
悲惨な話も多くて生き物を捨てるってなんて酷い事なんだろうと思い知りました。
センターで里親が決まるって本当に少ないみたいですね…。
特に猫は…。
生まれてきた命に責任が持てないとか、生まれた後にブツブツ文句言うくらいなら産まないようにしてほしいです。動物だけじゃなくて人も。
猫ら自身が望んでいる訳でもない避妊手術も悩むところではあるんですけどね…。
人間側の都合でとても残酷な事をしてるという自覚はあります。

もし自分が人の親になる事があるとしたら、動物と暮らすという事を拒否するとは思いませんが、ダメだった場合の説明はしっかりできそうです。
猫らと一緒に暮らせない生活なんて真っ平ゴメンですけどね(^_^;
【2010/02/28 22:33】
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新コメント
[11/06 ユヤ]
[11/06 スズにゃん]
[10/10 ユヤ]
[10/10 スズにゃん]
[09/25 ユヤ]
ブログランキング
里親募集


プロフィール
HN:
A・直人
自己紹介:
猫大好きまっしぐら。
絵描きしたり、漫画読んだり、ゲームしたりするのも大好き。
2009年6月16日に愛猫ひめこを亡くし、ペットロス症候群に。
そこから立ち直れるかどうかわからないけど、生き残っているクロを可愛がりつつ、愛猫や今までうちに来た子の絵や漫画を描きつづっていこうと思います。

ケータイ猫パンチTVにて『猫又と少年』連載してました。今は終了してます。
管理人に用がある方はこちらから↓
Powered by NINJA TOOLS
フリーエリア
アーカイブ
バーコード
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]